資格試験対策の講座としては、通学講座(LIVE講義・ONLINE講義・DVD講義)と通信講座(ONLINE講義・WEB講義・DVD講義)に分類することができます。そこで、各講座の長所と短所について考えてみますので、講座選択の参考にしていただければ幸いです。
通学講座の一番の長所としては、ペースメーカーとして利用できる点だと考えています。決められたカリキュラム通りに講義が進んでいきますので、自己管理がやりやすいです。「時間を買う」という考え方で受講する受験者も少なくないようです。また、LIVE講義(生講義)の場合は、講師や他の受講者と接することで、モチベーションの維持も図りやすいですし、事前収録した講座とは異なり、講師と受講者の真剣勝負の醍醐味があります。同じ目的をもったライバルの存在も大きいです。
通学講座の短所としては、ペースメーカーとして利用できる反面、カリキュラムに拘束されてしまうことです。欠席した場合などは、DVD講義等で補講できるシステムもありますが、担当講師の異なる複数の講義を受講することは、講師によって講義の組み立てや解説の切り口が異なりますので、あまりお勧めできません。講座の合格率なども、担当講師によって大きく異なりますので、実際に受講する講座(講師)の体験受講が必須となります。この場合、「講義が解りやすいかどうか」よりも、「講義を受講した範囲の過去問が解けるようになるかどうか」を判断基準とすると良いです。
また、講義を受講することで「勉強した気になってしまうこと」が一番の落とし穴といえます。
講義を受講するだけでは、問題を解けるようにはなりませんので、自宅に帰っての復習や過去問演習に要する時間を確保する必要があります。前回分の復習等の時間を取れないまま次回の講義を受講するような状態が続くと、問題演習の講座が始まる頃には、講義についていけなくなってしまいます。尚、他校時代に僕の担当したLIVE講義(生講義)の場合は、講義時間の1~2倍の時間を要していた受講者が多かったです。
通信講座の一番の長所としては、同じ講師の講義を何度も繰り返し受講できるという点です。講義を一度聴いただけですべてを理解できるような受験者はいないです。直前期になっての弱点補強の際にも活用して、基本的な事項から学習し直すことができます。また、独自のスケジュールで学習できるので、決められたカリキュラムに拘束されずに学習することができます。自己管理できる受験者であれば、受講開始時期に制限はありませんし、LIVE講義(生講義)が1回転する期間に、2回転受講する事も可能です。「護送船団方式」に馴染めない受験者にも、お勧めな受講形態だといえます。
通信講座の短所としては、自己管理できなければ、何も進まないことです。途中挫折者は、LIVE講義(生講義)の場合より多くなるのが必然です。また、フォロー体制が整っていない講座の場合は、疑問点を解決できないままになってしまうことになります。電話やメールでの質問への対応も受験ツールとしてのポイントは高いです。
ちなみに、梶原塾では、企業研修での生講義を除くと、通信講座(MP3音声DL講義)のみ開講しています。宅建試験対策講座の場合、MP3音声DL講義が約25時間、その復習と過去問演習に約50時間、全科目について1回転目を終了するのに要する時間の目安は、約75時間です。
>> 梶原塾 講師室


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