⑶ インプット編 その1 P11-P12
「できるだけ理解して、知識として定着させる」という考え方
丸暗記に偏った方法は推奨していませんし、丸暗記中心の学習では、確実に合格に導くことはできないと考えています。 「できるだけ理解して、知識として定着させること」を心がけてください。
宅建試験の本試験問題は、事例問題が多く、事例設定を読み取る能力が合否を左右します。丸暗記中心の学習で知識だけを吸収していても、「その問題で何が問われているのかさえ理解できない」と言う、笑えない結果になってしまいます。また、問題文を読んで何が問われているのか理解できなければ、暗記用に作成された図表やゴロ合わせを丸暗記しても役に立ちようがないです。
単に丸暗記をするのではなく、できるだけ理解して、理由付けを行っていくことは大事ですが、宅建試験という資格試験対策としての学習は、 民法学や宅建学?を極めるための学習ではないですから、必要な法律を理解するための肝となる部分以外は、必ずしも法的な思考による理由付けでなくとも良いと考えています。
宅建試験の本試験で問われる知識は、①暗記しようとしなくても過去問演習を反復しているうちに、当たり前になってくる知識、②理解しようと試みれば、 理解することが可能な知識、③理解するには相当な労力が必要なため、暗記で対応したほうが効率的な知識などに分類することができます。
このうち、「②理解しようと試みれば、理解することが可能な知識」については、できるだけ法的な思考でしっかりと理解して学習することが大事ですが、 ①や③の知識についてまで理解して学習することは要求されていません。
宅建試験で要求されること以上の学習を行なおうとすると受験が長期化する恐れがありますので、「しっかり理解して学習するべき項目の選別」も重要になってきます。
尚、最終的に暗記すると決めた事項については、完璧に暗記してしまう作業も重要となってきます。理解することにこだわりすぎて、最後の仕上げとなる暗記する作業が中途半端になってしまうと、 確実に正解肢を導くことはできず、宅建試験合格は運次第となってしまいます。
「できるだけ回転数をこなして精度を上げていく」という考え方
法律の学習は、1回転目にわからない事柄であっても、関連項目などを理解・吸収していくことにより、2回転目・3回転目には理解できるようになる事も多いです。何度も反復継続することで知識の精度も上がっていきますので、 「できるだけ回転数をこなして精度を上げていく」という考え方をお勧めしています。
学習のはじめの段階では、あまり細かいことにこだわって学習するのではなく、ある意味大雑把にとらえて全体を完結させる気持ちで進めていくのがお勧めです。 回転数をこなすことで、「理解して対応する知識」や「暗記して対応する知識」の分別もはっきりしてくることになります。
「暗記して対応する知識」については「ゴロ合わせ」もありですが、暗記する箇所を上手く減らせた塾生には、「ゴロ合わせ」は必要がありませんし、必要な範囲で自分で作成すれば良いと考えています。 他人の作成したゴロ合わせを覚えることほど苦痛な学習はありませんし、本試験対策としての効果も疑問です。昨年の宅建試験の不合格者で、ゴロ合わせなどを中心に学習した受験者については、 暗記したゴロで何点得点できていたのか検証してみることをお勧めします。
梶原塾の「これだけで合格する!宅建士試験合格講座」の解説講義は、点の知識を線で結ぶ作業を前提に、繰返し聞けば聞くほど味が出るように仕上げていますので、2回転目以降は、通勤・通学時なども有効に活用して繰り返し学習することをお勧めしています。
≫ 梶原塾 講師室


コメント